「 140文字で変わる表現力 」 一覧
「秋味(あきあじ)といえば秋刀魚だよね」という表現が誤りである理由 ~秋味とは
2016/04/14 | 140文字で変わる表現力 秋刀魚, 秋味, 誤用, 鮭
秋刀魚や栗、芋やキノコなど様々な食材が美味しく感じられるようになる季節、秋。 ところで、秋の味覚を「秋味(あきあじ)といえば秋刀魚だよね」という風に表現することがありますが、これは誤用です。秋味
「かきいれ時」を漢字で書くとどうなるか? ~「書き入れ時」か「掻き入れ時か」
商売が繁盛して、お客さんがたくさん来店される時期のことを「かきいれ時」と言います。この「かきいれ時」という言葉は漢字で書くとどうなるでしょうか。 「かきいれ時」を漢字で書くと「書き入れ時」となる
会話で使う「僕も、私も」の「も」(助詞)は、使い方を間違うと主役を奪ってしまうので要注意!
2016/02/25 | 140文字で変わるコミュニケーション, 140文字で変わる表現力 コミュニケーション, 会話力, 助詞, 気配り
川柳や俳句の世界では、助詞の「も」は句意を弱くしてしまうと言われています。 [/caption] 「春は花」「春の花」「春も花」。春は、春の、と書いたとき、読み手に浮かぶ季節は春のみです
領収書や請求書、手紙やメール、FAXに(株)や(有)という省略形は失礼なので使ってはいけない
うちの会社宛に送ってこられる請求書や手紙などには、株式会社や有限会社を省略した(株)や(有)といった表記になっているものをよく見かけます。相手の社名を省略して(株)や(有)という書き方をするのは失礼な
「海千山千(うみせんやません)」という言葉の意味と誤用に注意! ~褒めるつもりで使うと?
2015/10/01 | 140文字で変わる表現力 故事, 敬語, 誤用
海千山千(うみせんやません)という言葉があります。「社長は海千山千でいらっしゃいますから、さすがですね」と相手を褒めるつもりで使ってしまうと誤用(失礼)になってしまうので注意が必要。今回はこの「海千山
「お名前を頂戴する」という誤った敬語を使っていませんか? ~「頂戴」と「ちょうだい」の違い
2015/06/29 | 140文字で変わる表現力 敬語, 誤用, 頂戴とちょうだい
「お名前を頂戴(ちょうだい)できますでしょうか?」という表現はよく耳にします。しかし、この「お名前を頂戴する」という表現は誤用。今回は「お名前を頂戴する」という表現が誤りである理由について紹介します。
「下さい」と「ください」の意味の違いと使い分け ~英語にすると区別しやすい!
2015/06/28 | 140文字で変わる表現力 下さいとください, 使い分け, 漢字
「神戸のコピーライターです、言葉や表現のお仕事がありましたらご用命ください」と書くとき、この「ください」を「下さい」と書いてしまうと誤りでしょうか? 今回は「下さい」と「ください」の意味の違いと使い分
「ご進言ありがとうございました」と使っていませんか? ~「進言」の誤用と意味に注意
2015/05/02 | 140文字で変わる経営, 140文字で変わる表現力 僭越ながら, 敬語, 誤用, 進言
「ご進言(しんげん)ありがとうございました」というフレーズを使ったり聞いたりしたことはないでしょうか? お店や会社でお客様からご要望やご意見を承ったときにこのフレーズを用いるように指導しているところが
「やるせない思い」を「やるせぬ思い」と書いていませんか? ~やるせないの意味と誤用と
2015/04/06 | 140文字で変わる表現力 やるせない, やるせぬ, 誤用
片思いの気持ちなどを表現するときに「やるせない気持ち」と書くことがあります。「やるせない」とは「思いを晴らすことができず切なくて悲しい」という意味ですが、「ない」の部分を変化させて「やるせぬ気持ち」と
「圧巻」の誤用と「圧倒」との違いについて ~「演技は圧巻だ」という表現は正しいのか?
「あべのハルカスの高層階からの眺めは圧巻だ」「フィギュアスケートのA選手の演技は圧巻だった」という表現を耳にすることがあります。「圧巻(あっかん)」をそれぞれ「壮観」や「圧倒的」という意味で使っている
陳謝と謝罪の違いと使い分け ~泣いて謝るだけでは陳謝(ちんしゃ)とは言わない?
2015/03/02 | 140文字で変わるコミュニケーション, 140文字で変わる表現力 使い分け, 違い, 陳謝と謝罪
国会議員の国会での答弁や質問、記者会見が行われるたびに「遺憾に思う」「遺憾の意」に謝罪の意味は含まれていない?や「慚愧に堪えない」「慚愧の念に堪えない」は「残念で仕方がない」という意味ではなかった!と
「無礼講」の反対語の「慇懃講」、この「慇懃(いんぎん)」「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」の誤用と使い方に注意!
2015/02/06 | 140文字で変わる表現力 慇懃, 慇懃無礼, 無礼講, 誤用
「今夜は無礼講で」という呼びかけで始まる宴席。実際のところはともかく、参加者の地位や身分に関係なく行う宴会で使われる言葉です。無礼講という言葉には今さら説明は必要ないと思いますが、無礼講の反対語が「慇
「万障お繰り合わせの上」という表現は招待するときや目上の方、お客様に使うのは失礼なのか?
2015/02/03 | 140文字で変わる表現力 マナー, 敬語, 誤用
招待状やDM、あるいは出席を求める呼びかけの文章に「万障お繰り合わせの上、ご参加ください」といった表現を見かけることがあります。この「万障お繰り合わせの上(ばんしょうおくりあわせのうえ)」という表現は
「拝啓と敬具」「前略と草々」、ところで「拝啓」や「草々」の意味って何? ~手紙のマナー
2015/01/20 | 140文字で変わるコミュニケーション, 140文字で変わる表現力 マナー, 前略と草々, 拝啓と敬具
手紙には色々なマナーがあります。「拝啓」で始まれば「敬具」で結ぶ、そして「前略」で始まって「草々」で結ぶ。ルールやマナーはそのまま覚えて使っていることが多く、改めて意味を考えるという機会がありません。
「拝見させていただきました」という敬語表現、間違って使っていませんか?
2015/01/09 | 140文字で変わる表現力 敬語, 誤用
上司や先輩、お客様から「これ確認しておいてくれる?」「よかったら読んでおいて」と書類や書籍を渡されることがあります。目上の方に対する返事なので「拝見させていただきます」「拝見させていただきました」と敬
実はコトバノの作者は「最高学府」の出身だった! ~最高学府を東京大学とするのは誤用
2014/12/23 | 140文字で変わる表現力 最高学府, 誤用
最高の学問を学べる場所は東京大学だからと最高学府(さいこうがくふ)という言葉を東京大学のことであると考えるのは誤用です。何故、最高学府という言葉が東京大学のことであると考える人が増えてしまったのでしょ
「存じ上げております」と「存じております」という言葉の使い分けについて ~「ご存じ」の色々
「存ずる」という言葉は「思う、考える」「知る、承知する」意の謙譲語。「こちらの服の方がお似合いかと存じます」「よく存じております」という使い方をします。 では問題。「明石という土地の地名の由来を
商売をしている方は要注意!「お求めやすい金額です」という言葉を誤って使っていませんか?
2014/12/13 | 140文字で変わる経営, 140文字で変わる表現力 敬語, 誤用
「お求めやすい商品です」「お求めやすい金額になっていますので、この機会にぜひどうぞ」 広告や店頭などでよく見かけるこのフレーズですが、実は日本語としては正しくはない表現。「お求めやすい」という言
「やさぐれ」に「投げやりになる」という意味はなかった! やさぐれぱんだで覚える「やさぐれ」の意味と由来
2014/12/04 | 140文字で変わる表現力 やさ, やさぐれ, 由来, 誤用
やさぐれぱんだという漫画が流行したことがありますが、この「やさぐれ」という言葉には「投げやりになる」という意味は元々ありませんでした。 「やさぐれ」と「ぐれる」という言葉の響きは似ているけれど
どっちが正解?「笑顔がこぼれる」と「笑みがこぼれる」 ~「笑」と「咲」の漢字の由来
チーム一丸となって勝ち抜いた。さて、その優勝の喜びにこぼれるのは「笑顔」でしょうか「笑み」でしょうか。 「笑顔がこぼれる」と「笑みがこぼれる」、「笑」と「咲」のルーツとは 「笑顔が
「奇特な人」って変な人? ~「奇特」の誤用と正しい意味と
2014/11/17 | 140文字で変わる表現力 奇特, 誤用
「彼は天気が良くても傘を持って出掛ける奇特な人だ」という表現。どうやら「変わった人(変な人)」という意味で奇特を用いているようですが誤用です。「奇特」の正しい意味、奇特を構成する「奇」という漢字の意味
上旬中旬下旬の由来となった「旬間・旬(じゅんかん・じゅん)」の意味について
2014/11/09 | 140文字で変わる表現力 単位, 旬, 旬間
「交通安全週間」という言葉は運転をされる人にとって馴染み深い言葉のような気がしますが、春先に行われるそれは現在では「全国交通安全運動」という名称になっています。交通安全を啓蒙する運動の期間が一週間だっ
「姑息」には「卑怯」という意味はなかった! ~姑息の誤用と正しい意味と
2014/11/04 | 140文字で変わる表現力 姑息, 由来, 誤用
「姑息な手段を使いやがって」という言い方を聞くと、卑怯な方法で解決に至ったことに憤っているような印象を受けますが「姑息」を「卑怯」という意味で考えるのは誤用です。姑息の正しい意味は何でしょうか。
年賀状に「去年」という言葉を使ってはいけない理由 ~年賀状のタブーに注意
2014/10/27 | 140文字で変わるコミュニケーション, 140文字で変わる表現力 タブー, 年賀状, 忌み言葉
年賀状には句読点を用いてはならないという記事を以前書きましたが、今回は「去年」という言葉を使ってはいけない理由について説明します。 年賀状に「去年」という言葉を使ってはいけない理由とは
「失笑」と「爆笑」の笑い方の違いについて ~誤用の多い失笑と爆笑の正しい意味は
2014/10/19 | 140文字で変わる表現力 失笑, 爆笑, 誤用
「笑いを失う」と書くため「失笑」の意味を「笑いも出ないくらいに呆れる」「あざ笑う」と考えてしまうことがありますが誤用。また「爆笑」の意味を「ひとりで大笑いする」と考えるのも誤用です。今回はこの「失笑」
「押っ取り刀(おっとりがたな)で駆けつける」の誤用と正しい意味と ~おっとりしてません!
2014/10/09 | 140文字で変わる表現力 利き腕, 押っ取り刀, 誤用, 雑学
「押っ取り刀(おっとりがたな)で駆けつける」という表現を「ゆっくり落ち着いて行く」という意味で考えてしまうと誤用。「おっとり」という言葉は「ゆったり」「ゆっくり」「落ち着いている」という意味を持つ副詞
「なし崩し」の意味は「曖昧にする」「うやむやにする」ではない ~なし崩しの誤用と正しい意味
2014/09/04 | 140文字で変わる表現力 なし崩し, 誤用
「約束はなし崩しになって、結局誰もやらなくなると思うよ」という風に「なし崩し」を「曖昧にする」「適当にする」「うやむやにする」というニュアンスで使っていう文章を良く見かけますが、すべて誤用です。「なし
忸怩たる思い(じくじたるおもい)ってどんな意味? ~忸怩の誤用で忸怩たる思い
2014/09/02 | 140文字で変わる表現力 忸怩たる思い, 誤用
「忸怩たる思い(じくじたるおもい)」という言葉の響きって独特ですよね。 「さわり」を感じで書くと「触り」。触れるという語感から「深く突っ込むのではなく、最初の部分だけさらっと触れる」と捉えられる
「話のさわり(触り)」の誤用と正しい意味と ~最初の部分という意味ではない「さわり」
2014/08/28 | 140文字で変わる表現力 さわり, 誤用
「時間の関係もあるし、話のさわりの部分だけでも聞かせてよ」という風に頼まれて、伝えるのはどの部分でしょうか? 話のさわりを導入部分と考えてしまうのは誤用。今日は「さわり(触り)」という言葉の誤用と正し
「粗品」「つまらないものですが」という言葉は使わないほうがいいのか? ~選んで贈る緊張に
2014/08/19 | 140文字で変わるコミュニケーション, 140文字で変わる表現力 ギフト, つまらないものですが, 佳品, 粗品, 贈り物
贈り物をするときに「粗品(そしな)ではございますが」と言いながら渡すことが多いのではないかと思います。つまらないもので恐縮ですが、という意味合いで使われる「粗品」という言葉。自分自身がへりくだった謙譲