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二冊目の本は二倍の効用にならない ― 限界効用理論。

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ビールは1杯目がうまい!
けれども、2杯目3杯目と続くと、最初と同じくらいの美味しさは得られなくなってきます。

1つの商品から得られる効果は、数(時間)を重ねると減っていきます! そろそろ商品の入れ替えをしましょうかー。新しいキャンペーンでも考えちゃいます? これからも、どんどん張りきって新しいこと打ち出していきましょうねー」

経済学の限界効用理論。コンサルの方はこういった事例と理論を持ち出してきて、経営者にテコ入れの重要性を説きます。経営者の嗜好を読んで、イノベーションの重要性について話を繋げやすいところでもありますね(コンサルは、それっぽい話をしなければ、顧問契約を打ち切られてしまいます)。

ビールも本も、最初が一番おいしいのです

自己啓発本が全盛のこんな時代。

読みやすい本は、つい、頭に入りやすく続編を購入したくなるものですが、限界効用理論で考えると、同じ著者の本からは2倍の効用は得られないということになります。むしろ、本当にいいことが書かれてあるのならば、1冊で著者のエッセンスはすべて得られると思うことが大切。

同じ著者の自己啓発本が本棚に並んでいるとき、
それは知識が2倍になったのではなく、その著者の信者に近づいているのだと知るべきだ

限られた時間、限られた予算。
同じ費やすのならば、僕たちは、うまいビールのためでありたいと思うのですが、さて。