*

二冊目の本は二倍の効用にならない ― 限界効用理論。

ビールは1杯目がうまい!
けれども、2杯目3杯目と続くと、最初と同じくらいの美味しさは得られなくなってきます。

1つの商品から得られる効果は、数(時間)を重ねると減っていきます! そろそろ商品の入れ替えをしましょうかー。新しいキャンペーンでも考えちゃいます? これからも、どんどん張りきって新しいこと打ち出していきましょうねー」

経済学の限界効用理論。コンサルの方はこういった事例と理論を持ち出してきて、経営者にテコ入れの重要性を説きます。経営者の嗜好を読んで、イノベーションの重要性について話を繋げやすいところでもありますね(コンサルは、それっぽい話をしなければ、顧問契約を打ち切られてしまいます)。

ビールも本も、最初が一番おいしいのです

自己啓発本が全盛のこんな時代。

読みやすい本は、つい、頭に入りやすく続編を購入したくなるものですが、限界効用理論で考えると、同じ著者の本からは2倍の効用は得られないということになります。むしろ、本当にいいことが書かれてあるのならば、1冊で著者のエッセンスはすべて得られると思うことが大切。

同じ著者の自己啓発本が本棚に並んでいるとき、
それは知識が2倍になったのではなく、その著者の信者に近づいているのだと知るべきだ

限られた時間、限られた予算。
同じ費やすのならば、僕たちは、うまいビールのためでありたいと思うのですが、さて。


▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼

関連記事

商売の一生懸命を、夢の跡に学ぶこと。

「テナント募集」という案内を見かける機会が増えてきたような気がします。 昨日までそこに

記事を読む

「御社」と「貴社」の違いと使い分け ~就活のときに覚えたルールで大丈夫? 履歴書のコツとは?

就職や転職活動のときに履歴書を書いて送るのは一般的。応募先企業のことは「御社」か「貴社」か、どちらで

記事を読む

「欲張りメニュー」という言葉の使い方に注意! ~「欲張り」と「貪欲」の違い

レストランのメニューを眺めていてもなかなか決めることが出来ない優柔不断な自分にとって、「欲張りコース

記事を読む

no image

【語るよ】神戸で一番”さん”付けで呼ばれるようになった会社の秘密【熱いよ】

まずは告知です。 会社を経営するなかで、実践してきたこと。 お客様の広告のお仕事を手伝うなか

記事を読む

「ご進言ありがとうございました」と使っていませんか? ~「進言」の誤用と意味に注意

「ご進言(しんげん)ありがとうございました」というフレーズを使ったり聞いたりしたことはないでしょうか

記事を読む

自己啓発本ブームに殺されないために「使ってもいい」自分を許す言葉

「起こることには意味がある」 「すべてのことは自分に原因がある」 などなど。

記事を読む

「遺憾に思う」「遺憾の意」に謝罪の意味は含まれていない?

「ありがとう」と「ごめんなさい」という言葉を素直に言える人って素敵ですよね。謝る状況になっているとい

記事を読む

マクドナルドのドライブスルーに求めるもの 〜お客さんは何を期待しているか

商品やサービスに対する期待値を上げることは大切。たとえばお店の外観、メニュー、パッケージ。それらすべ

記事を読む

no image

「安売りはだめだ」を言い訳にしていて。

昨日の問題には多数のご回答をいただいております。 皆さんの意見、本当に面白いものばかりでしたので

記事を読む

95歳と97歳と102歳の場所取り合戦 ~タイトルに数字を入れる効果

本屋さんで、95歳と97歳、そして102歳が戦ってました。ユニークな並びですよね。 【

記事を読む

Google


▼よく読まれている記事▼


kokkaigijidou
更迭(こうてつ)、解任、辞任の意味の違いと使い分けについて ~クビにするのはどの言葉?

たとえば大臣が不祥事を起こしたりすると、「首相はA大臣を更迭(こうて

「老舗(しにせ)」という言葉の意味と由来を紹介します

代々続いているお店のことを「老舗(しにせ)」と言いますが、今回はこの

kaifuku
「回復」と「快復」の意味の違いと使い分け ~快復と書いてしまうと誤用になってしまうのか

この記事を書いている今、実は頸椎間板ヘルニアで苦しんでいて、リハビリに

bankokuki
「万端」と「万全」の意味の違いと使い分け、誤用について ~「準備万端」と「準備万全」、正しいのはどっち?

「旅の用意は全部できたよ、さぁ出発しよう!」 このように、あらゆ

tenteki
「お休みさせてください」「お電話します」の「お」は必要かどうか、誤用ではないか、敬語として適切かどうか考えてみよう

欠勤の連絡をするときなど、「お休みさせてください」「お休みさせていただ

→もっと見る

PAGE TOP ↑