蜘蛛の糸、巣。
鉛筆程度の太さの糸で作られた巣を用いれば、理論上は飛行機を受け止めることができるほどなのだとか。長年実用化の研究を行っていたそうですが、とうとう、日本でもその実用化の目途が立ったというニュースがありました。
バイオベンチャー企業のスパイバー(山形県鶴岡市)は24日、人工的に合成したクモの糸の繊維「QMONOS」(クモノス)を量産する技術を世界で初めて確立したと発表した。クモの糸の強度は、同じ太さの鋼鉄を上回り、伸縮性はナイロンを上回るとされ、将来的には自動車のボディーや人工心臓など幅広い用途への実用化を想定している。同日、東京都内で開かれた会見で、量産化が可能なレベルに達した証しとして合成糸でできた青いドレスを公開した。
リンク先では人工合成のクモの糸繊維を使って試作されたドレスも見ることが出来ます。自動車や医療など様々な技術・業界に応用されていく可能性があるのだそうです。楽しみですね。
リンクを貼るのか、リンクを張るのか
さて、情報どうしをつなぐリンクが蜘蛛の巣(web)のように広がるイメージから名付けられたWWW。この情報と情報を繋ぐのが「リンク」という仕組みですが、リンクを貼る、リンクを張る、そのどちらが正しい使い方かご存知でしょうか。
「貼る」は、糊などで表面にはりつけること←ペタッ
「張る」は、押し通したり、広げたりするイメージ←蜘蛛の巣
情報と情報(ホームページどうし)の繋がりは、まさにこの、蜘蛛の巣のように広がっていくイメージ。リンクを張るという表現が適切な漢字の使い方となります。「貼る」という字は表面に何かを「ぺたっ」と貼る行為のこと。どちらを使うべきか迷ったときは、この「ぺたっ」という音を入れて考えてみるといいかもしれませんね。
○切手を”ぺたっと”貼る
○絆創膏を”ぺたっと”貼る
×田んぼに”ぺたっと”水を張る
×テントを”ぺたっと”張る
張るとも貼るとも書ける場面もあるのですが、基本的にはこの「ぺたっ」という貼り付けるときの音を覚えていれば区別が出来ますね。**さんのページにリンクをぺたっと貼ったと書くのはやや不自然。なので「リンクを張る(=ひろがる)」が導き出されます。
リンクはとても嬉しいもの
APPBANKさんや覚醒する @CDiPさんといった有名なサイトが、このコトバノの記事をいくつも紹介してくださっています。「書く」行為が報われるのは、こうして、その表現や情報のひとつひとつを自分の周囲にも広げたいと思ってそのページで紹介していただいたとき。本当に有り難いことです。
リンクを張って広める、伝える、繋がる。
ネットならではの温度ある行動、素敵ですよね。この場を借りて、このブログの存在を広めようとしてくださるすべての方々に、御礼申し上げます。