青空文庫のコンセプトが大好きです。
青空の本は、読む人にお金や資格を求めません。
いつも空にいて、そこであなたの視線を待っています。
誰も拒まない、穏やかでそれでいて豊かな本の数々を、私たちは青空文庫に集めたいと思うのです。先人たちが積み上げてきたたくさんの作品のうち、著作権の保護期間を過ぎたものは、自由に複製を作れます。
私たち自身が本にして、断りなく配れます。
一定の年限を過ぎた作品は、心の糧として分かち合えるのです。引用元:青空文庫の提案
心の糧となる、文学作品たち。電子の海を通じてそれらに触れることが出来るのはこの上ない喜び。ボランティア有志たちのその尽力に、ただただ敬服するばかりです。感謝、感謝。
iPhoneでもすぐに聴ける青空朗読
青空朗読では、その青空文庫に掲載されている作品のいくつかを音声データ形式で配布してくれています。
青空朗読 | 青空文庫に所蔵されている本を朗読していますロボットではなく、これもまた、ひと(ボランティア)による朗読。本当に有り難いことです。再生には特別なソフトは一切必要なく、リンク先からMP3と書かれた箇所をクリックすればすぐに聴くことが出来ます。もちろん、費用は一切必要ありません。
朗読を鑑賞していると、優れた文章には頭に響きやすいリズムがあることに気付かされます。どんな文章に触れるときにも、ひとは頭の中でその音を意識無意識のうちに鳴らしながら読んでいるもの。名作のリズムを耳で味わい、そのリズム感を意識した文章を書けるよう鍛錬していくことが出来ると素敵ですね。青空文庫と比較すると公開されている作品数は限定的ですが、PCはもちろん、iPhoneやAndroidからでもすぐに聴くことが出来ますので、通勤や通学、散歩のときにでも是非、堪能してみてください。