気が置けないという表現も、本来の意味から間違って使われていることが多いような気がします。
・彼は嘘つきだから、気が置けない人だ
・気難しいところがあって、どうも彼女は気の置けない人ですね
どうやら気が置けないには「ない」という否定語が入っているため、このように、「気の許せない」という意味で「気が置けない」という言葉を使ってしまっていることが多いようです。
気が置けない相手とはどんな人のことなのか?
上記の誤用とは全く逆の意味を持つのが「気が置けない」という表現なのです。
「気が置けない相手」とは緊張する必要のない打ち解けた相手のこと
「彼とは何でも話すことが出来て、気が置けない間柄なんだ」というのが正しい使い方になるんですね。文脈によっては、180度異なる人物像として伝わってしまうこの「気が置けない」という表現ですので、十分注意して使いたいところ。「気が置けない」と「気を許せない」は対になる表現として覚えておくといいですね。
願わくは、自分も。
気の置けない相手として、友人から評価されていたいものです。
どうなんだろうな~・・・。