寄せられた期待に期待以上のものを返していくのがプロ。それが叶わなかったとき、本当に苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
一晩、眠れないほど苦しんだけれど、その苦しさを埋めるのはやっぱり、相手のフトコロに飛び込んでいくことなんだなぁと思った。「ごめんなさい」で始まって「カタカナ」の飛び交う打ち合わせ、無事に終了。今度こそは。
— 西端康孝 / 川柳家 (@bata) July 19, 2013
打ち合わせを終えて、再びいただいたチャンス。ここで変わらなければいけません。変化のチャンス、変化の潮時。気持ちを新たにしっかりと取り組んでいきたいものです。仕事、生きていくこと、本当に色々ありますね。そしてチャンスを与えられることに、心から感謝をしたいと思うのです。
潮時(しおどき)の誤用に注意! 潮時の正しい使い方
さて、「潮時(しおどき)」という言葉を上で使いました。この言葉は「やめる頃合いである」「退くタイミングだ」というマイナスの意味合いで使われることが多いのですが誤りです。
潮時(しおどき)とは、物事を行うのに最良のタイミングのこと
漁に出るときの潮の状況を見極め、その最も良いタイミングで船を出すことから使われるようになったのが潮時という言葉。漕ぎ出すのに潮が安定している、魚を捕るのに適切なタイミングであるというときに「よし、潮時だ」と使ったわけです。ですから、「やめる頃かなぁ」というタイミングで潮時を使うのは不適切であることがわかりますね。
シェイクスピアの言葉にもあった「潮時」
There is a tide in the affairs of men.
~ひとのすることには潮時がある(シェイクスピア)
Julius Caesar Act 4, scene 3, 218–224
英語で書くと格好いいですよねぇ。意味もわからず机の前に貼り付けておきたくなります。
好機は、きっと、待っていて降りてくるものではなく、「今だ!」と思って動き出した瞬間のこと。言い訳を考えるだけの時間、動いて、よりよい結果に近づいていけるようでありたいものです。そう、こんな風に考えて動き出すいまが、まさにその潮時なんですね。