グランドサークル岩松さんによるタイムマネージメント講座に参加してきました。
座学ではなく、大きな模造紙に付箋をぺたぺたと貼り付けていく作業を繰り返して自分の仕事を俯瞰。白に色が着いてくると、その順序を入れ替えてみたり、もっと時間を費やすべきポイントが見えてきて、わかっているつもりのことでも実践出来ていないことが数多くあるのを発見出来ます。書き出す時間は、懸念も含めて全てを吐き出す自分と向き合う時間。もしかすると、これは登山や写経にも似たような効果があるのかもしれません。「自分」という経営者がやるだけではなく、「自分たち」というチームでこの作業を行えば、仕事は作業でも義務でもなく、創り出していくものであるということに気付けるのでしょうね。
零細企業にありがちな悩みごと
前川企画印刷の経営課題の一つ、それは零細企業にありがちな、社長が会社の顔になってしまっているということ。発信を止めれば収入が途絶えてしまうかもしれず、一方で、自分だけが発信を続けていれば、メンバーはいつまでも自らの声を発することがなく失敗の橋を渡ることが出来ません。想定の範囲内で失敗を積み上げていくことが組織力を強くするのだとすれば、自分はもっと、黒子になる勇気を持つべきなのかもしれません。
同じ参加者のIさんから、こんなアドバイスをいただきました。
プレイングマネージャーからの脱却を図るためには、筋肉痛が筋肉になるということを覚悟しなければ。
痛みに耐えた先に、組織の成長があるんですよ。
まさに、です。
日々の仕事のプロセス、結果、成果物。
それらを表現して伝えていくことが、また、次のプロセスに繋がっていくということ。そのためには、まず、ひとつひとつの仕事に工夫と提案を付け加え、時間を捻出したところでそれを広く伝えていく作業も仕事であると捉えるべき。これは今後、しっかり共有していきたいなぁと思います。
仮説を実践して、失敗したとしても財産になる。そして仮説というひとつひとつのピースは、組み合わさって、行間という想像力を与える。その想像力を読んで声をかけてきてくださる方の仕事の多くが、実はこれから、自分がやりたいと思っていたことだったりするから面白い。旗を振らずとも伝わってる。
— 西端康孝 / 川柳家 (@bata) 2013年5月30日
失敗も財産。つまり、後ろ向きな失敗は存在しません。
発信を継続したところに、ひとと繋がっていく景色があるのだということを認識出来れば。この会社は、きっと、もっと、強くなれるのだろうな、と思います。強くならなくてはいけないのだな、と思います。