他を蔑むことが差別化なのだとすれば。
こちらの記事のなかで他を蔑んでまで、自分たちの地位を相対的に押し上げようという考え方はどうかということを書いてみました。
人はモノを買うとき、誰から買うのかということを意識・無意識のうちに選んでいます。
己という商品を磨くとき、誰かに負けたくないとい決意をすることは大切ですが、わざわざその誰かを名指しで批判するような表現は避けるよう心掛けたいですよね。
「このオモチャ、まだ、クラスの誰も持ってないんだぜー。すごいだろ?」
たとえばスネ夫くんの言いそうなこんな台詞。
この言葉に好感を持てない理由は、ご理解いただけるのではないでしょうか。
さり気なく、何気なく。
ひとの良いところは、にじみ出て伝わるから素敵なのです。
スネ夫くんにならないように。
つけすぎた香水にならないように。
持っていない誰かを蔑むことのないよう、
そのオモチャに無邪気に遊ぶ、自分自身でありたいものですね。