*

夏日と真夏日、猛暑日と酷暑日、熱帯夜の定義と違いについて

公開日: : 最終更新日:2018/07/02 140文字で変わる表現力 , , , , , ,

自分が子どもだったころ、夏休みは「朝の涼しいうちに宿題をすませるように」という学校からの指導が一般的でした。ここ数年は、もう、朝から30度を超えることが当たり前になってしまい、エアコンを適切に使用することが推奨されるようになりましたね。

日本の年平均気温は、100年あたり1.15℃の割合で上昇しています。また、世界の年平均気温は、100 年あたり 0.85℃の割合で上昇しています。日本の年平均気温は、世界の年平均気温は2倍近い上昇率になっています。

引用元:地球温暖化の影響予測(日本) – JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

日本の年平均気温は、世界の年平均気温より倍近い上昇率を示しているそうです。

夏日と真夏日、猛暑日と酷暑日、熱帯夜の定義と違いについて

summer

今回は夏日と真夏日、猛暑日と酷暑日、熱帯夜の定義、違いについてまとめます。

夏日とは最高気温が25℃以上の日
真夏日とは最高気温が30℃以上の日
猛暑日とは最高気温が35℃以上の日

夏日とは最高気温が25℃以上の日、真夏日とは最高気温が30℃以上の日、猛暑日とは最高気温が35℃以上の日のことをいいます。一日の平均気温ではなく、その日の最高気温で夏日、真夏日、猛暑日と呼び方が変わります。

なお、「酷暑日」という呼び方をされることがありますが、これはやや古い表現であるといえます。

冒頭でも書いた通り、昔は35℃を超えるような日は滅多になく、気象用語として35℃以上の日を表す言葉(=猛暑日)は存在しませんでした。マスコミがその暑さを表現するために用いたのが「酷暑日」という言葉だったのです。

その後、35℃以上を観測する日が増えるようになったので、気象庁は2007年に猛暑日という言葉を定めました。気象庁が猛暑日という言葉を定義して以降、次第に酷暑日という言葉は使われることが減っていきました。

ちなみに、熱帯夜とは夜になっても25℃を下回らない日のこと。熱帯夜は最高気温ではなく最低気温で判断します。

「うだるような暑さ」という言葉で用いる「うだる」の意味とは?

猛暑日や真夏日、熱帯夜についてまとめたところで、「うだるような暑さ」と表現するときの「うだる」という言葉について確認しておきましょう。これは「うだる」を漢字変換するとすぐに理解できます。

うだるは漢字にすると茹だるに。ぐてーっとなっている様は、まさに茹でられたときのそれと同じですね。

「お身体ご自愛ください」という表現は使わないようにしよう

暑さを見舞う言葉として「ご自愛ください」という挨拶が交わされることがあります(暑さに限ったものではありませんが)

この「ご自愛ください」という表現は「お身体ご自愛ください」となってしまうと、言葉が重なってしまうので、使い方に注意が必要です。暑中見舞いや残暑見舞いを送る時期と含めて、確認してみてくださいね。

暑中見舞いや残暑見舞い、年賀状には句読点は用いないほうがいいですよー、ということも書いていますので、このあたり、夏の言葉の話題として押さえておいてもらえると嬉しいです。


▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼

関連記事

jyunen

「順延」という言葉の意味と誤用に要注意! 「順延」と「延期」の違い、使い分けを知っておこう!

「雨のため本日の試合は順延になりました」「今日の試合は天候不良により延期になりました」という使い方は

記事を読む

「煮詰まる」「煮詰まった」の意味と誤用 ~「煮詰まった」は「行き詰まった」ではなかった!

集中力を発揮するのに環境は大切。カフェのような場所で読書や勉強が捗りやすいのは、周囲の適度なノイズが

記事を読む

iPhoneの無料アプリ「正しい日本語!できる大人の美しい言い回し!」が読み物として面白い

「万能な褒め言葉」「話を具体的にさせる切り返し」「うっかり聞いたことを忘れた!」など、様々な場面や対

記事を読む

no image

YouをIにすると、動詞が変わる、結果が変わる。

あれをやれ、と、人に指図して管理するのは簡単です。 そして、言われた人は、仕事ではなく、作業とし

記事を読む

jyugyou

「べき」を文末に使うのは誤り ~「あなたは毎日努力するべき」という使い方をしていませんか?

古文の授業でならった「べし」という言葉は、今日でも、意志や教訓を表す文章に用いられることがよくありま

記事を読む

「割愛する」には不要なものを省略するという意味はなかった ~「割愛」の誤用と正しい意味と

「時間の関係で、この部分の説明は割愛させていただきます」 プレゼンや会議などで、こんなフレーズ

記事を読む

「したり顔」「どや顔」の意味と誤用について ~したり顔=知ったかぶりではなかった本当の意味

「したり顔で彼は知識をひけらかしてばかりいる」というように「したり顔=知ったかぶり・よく知っている」

記事を読む

駅のホームの列車接近案内放送「危険ですから」と「危ないですから」、正しい使い方はどっち?

駅のホームで列車がやってくるのを待っていると、「まもなく列車がまいります。危険ですから黄色い線の内側

記事を読む

知識の受け売りをする人に多く見られる語尾の特徴

成功しているように見える誰かは、そこに至るまで、きっといろんな失敗をしてきたと思うのです。本当に何の

記事を読む

「葬式、結婚式は恙なく(つつがなく)無事に終了しました」と書いてはいけない理由

誤用と呼ばれるような表現であっても、最近はその誤りが一般化してきていることもあって耳に入ってくる音だ

記事を読む

Google


▼よく読まれている記事▼


kokkaigijidou
更迭(こうてつ)、解任、辞任の意味の違いと使い分けについて ~クビにするのはどの言葉?

たとえば大臣が不祥事を起こしたりすると、「首相はA大臣を更迭(こうて

「老舗(しにせ)」という言葉の意味と由来を紹介します

代々続いているお店のことを「老舗(しにせ)」と言いますが、今回はこの

kaifuku
「回復」と「快復」の意味の違いと使い分け ~快復と書いてしまうと誤用になってしまうのか

この記事を書いている今、実は頸椎間板ヘルニアで苦しんでいて、リハビリに

bankokuki
「万端」と「万全」の意味の違いと使い分け、誤用について ~「準備万端」と「準備万全」、正しいのはどっち?

「旅の用意は全部できたよ、さぁ出発しよう!」 このように、あらゆ

tenteki
「お休みさせてください」「お電話します」の「お」は必要かどうか、誤用ではないか、敬語として適切かどうか考えてみよう

欠勤の連絡をするときなど、「お休みさせてください」「お休みさせていただ

→もっと見る

PAGE TOP ↑