*

「余計なお世話じゃ!」を意識して作る会話の台本。

「今なら1000円引きでお得ですよー、良かったらいかがですか?」

これってつまり、売り手の論理。
売り気のある言葉は下心と同じで、いとも簡単に相手に見透かされ警戒心を抱かれてしまいます。

小さな会社でも個人でも、発信の容易になったこんな時代に大切なことは、どう見せるかではなく、どう見られるかということを意識すること。しかし、どれだけ相手の気持ちに寄り添った表現を意識しているつもりでも、やっぱり(買ってほしい)(選んでほしい)(伝わってほしい)の下心が見え隠れしてしまうから、表現技法は難しいなぁと思うわけです。

相手に押し付けたり、相手の価値観を許容しないフレーズを使ってしまうと、反論を許す会話(=断られる会話)になってしまいます。自分の呼びかけや問いかけに、相手からのリアクションを想定してみると言葉の選び方を変えることが出来るかもしれませんね。

自分の使うフレーズに
「余計なお世話じゃ!」
「間に合っとるわい!」
という相手からの答えが返ってくる可能性があるとき、その言葉は、人の気持ちを決めつけている。

例:
「最近お疲れではありませんかー?」
「余計なお世話じゃ!」
「そろそろ新しいコピー機が必要はいかがですか?」
「間に合っとるわい!」

自分の価値観を押し付けるのではく、自分の欲望を押し付けるのでもない。
相手の価値観を許容するフレーズを考えるときに、意識してみたい相手からの言葉ですね。


▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼

関連記事

豹変するという言葉に悪い意味はなかった! ~送り狼とは何か?

豹![/caption] 太陽に焦げていたアスファルトがひとやすみ。忙しそうに行き交う人たち

記事を読む

「ご持参ください」は本来は誤用である言葉

「履歴書をご持参ください」「弁当をご持参くださいますよう、お願いいたします」と使われる「持参」という

記事を読む

jyugyou

「べき」を文末に使うのは誤り ~「あなたは毎日努力するべき」という使い方をしていませんか?

古文の授業でならった「べし」という言葉は、今日でも、意志や教訓を表す文章に用いられることがよくありま

記事を読む

「したり顔」「どや顔」の意味と誤用について ~したり顔=知ったかぶりではなかった本当の意味

「したり顔で彼は知識をひけらかしてばかりいる」というように「したり顔=知ったかぶり・よく知っている」

記事を読む

「失笑」と「爆笑」の笑い方の違いについて ~誤用の多い失笑と爆笑の正しい意味は

「笑いを失う」と書くため「失笑」の意味を「笑いも出ないくらいに呆れる」「あざ笑う」と考えてしまうこと

記事を読む

「~しづらい」と「~しにくい」の意味の違いと使い分け ~入りづらいと入りにくいの違い

以前、敷居が高いという言葉は誤用されることが多いという話をしました。 たとえば「帰るのが午前様

記事を読む

「ご査収ください」の意味 ~「ご査収ください」はメールでは使わない方が無難

ビジネスレターやメールでよく使う「ご査収ください」という言葉ですが、本来の意味を送り手・受け手の双方

記事を読む

「少しずつ」と「少しづつ」ではどちらの書き方が正解で誤りか ~「ずつ」と「づつ」の違い

「少しずつ」「少しづつ」や「一人ずつ」「一人づつ」など、「ずつ」と「づつ」についてはどちらの書き方も

記事を読む

タラバガニはヤドカリの仲間だった ~タラバガニの名前の由来

カニや栗といった食べるものが面倒なものはこれまであまり好きではなかったのですが、食べやすい状態で出し

記事を読む

蜘蛛の巣!

「リンクを貼る」と「リンクを張る」、正しいのはどっち?

蜘蛛の巣![/caption] 蜘蛛の糸、巣。 鉛筆程度の太さの糸で作られた巣を用いれ

記事を読む

Google


▼よく読まれている記事▼


kokkaigijidou
更迭(こうてつ)、解任、辞任の意味の違いと使い分けについて ~クビにするのはどの言葉?

たとえば大臣が不祥事を起こしたりすると、「首相はA大臣を更迭(こうて

「老舗(しにせ)」という言葉の意味と由来を紹介します

代々続いているお店のことを「老舗(しにせ)」と言いますが、今回はこの

kaifuku
「回復」と「快復」の意味の違いと使い分け ~快復と書いてしまうと誤用になってしまうのか

この記事を書いている今、実は頸椎間板ヘルニアで苦しんでいて、リハビリに

bankokuki
「万端」と「万全」の意味の違いと使い分け、誤用について ~「準備万端」と「準備万全」、正しいのはどっち?

「旅の用意は全部できたよ、さぁ出発しよう!」 このように、あらゆ

tenteki
「お休みさせてください」「お電話します」の「お」は必要かどうか、誤用ではないか、敬語として適切かどうか考えてみよう

欠勤の連絡をするときなど、「お休みさせてください」「お休みさせていただ

→もっと見る

PAGE TOP ↑