牧師と神父の違い ~プロテスタントとカトリックの区別
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140文字で変わる表現力 プロテスタントとカトリック, 牧師と神父
宗教的な区別、違いの言及は誤解を招いてしまう可能性があります。
コトバノでお伝えすることは、あくまでもざくっとした違いについて。詳細については書籍や検索に譲るとして、興味の第一歩として皆さんと知識を共有していきたいと思っていますのでご理解ください。
プロテスタントとカトリックの大まかな区別
旧約と新約、その続編のどこまでを聖書に含めるのか・・・これはプロテスタントとカトリックの違いとなります。カトリックがミサでプロテスタントが礼拝という違いもあり、ミサの方が順序や雰囲気に決まりがある(プロテスタントは教会ごとに雰囲気が異なる)というのも区別になります。
また、プロテスタントが純粋に聖書のみに従うのに対して、カトリックではローマ法王の権威(縦社会)も重んじます。
色々と書きましたが、プロテスタントに対して、細やかな人間関係やルールがあるのがカトリックという考え方をして良いでしょう。
牧師と神父の違い、覚え方
では、牧師と神父の違いについて。
牧師とは、羊飼いに由来するもの。
特別なものではなく、自分も羊飼いであったというキリストの言葉から。
→聖職者というほど特別なものではないよ
この言葉でわかる通り、羊飼いである自らは皆と同じ高さ(特別なものではない)ということを伝えています。羊飼い=牧師=特別に難しい物ではない、だから、牧師とは、カトリックほど厳しいルールのないプロテスタントの言葉であることが導かれます。
それに対して「神父」は「神の父」という厳かな言葉が使われていることからも、カトリックであることがわかりますね。
僕の覚え方
ここからは我流の強引な覚え方です^^;
ちゃんとした信仰を抱かれている方には怒られてしまいそうですが、あくまでも言葉をもじった覚え方の紹介として添えておきます。
「トリックばかりでややこしいのがカトリック、だから神の父」
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