なんらかの理由で会社を退職されるとき、そして定年退職されるとき。その方に記念品を贈るときには気をつけるべきとされているマナーがあります。
退職祝いの「のし」の表書きに書いてはいけないこと
退職のお祝いに記念品を贈るわけですが、のしの表書きに「祝」と書いてしまうと、その方が職場を離れることを喜んでいる意味で伝わってしまうので注意が必要です。
退職祝いの「のし」の表書きには
「御礼」「謹呈」と書く
×「退職祝」「御餞別」と書いてはいけない
あくまでも、退職される方が自分たちのためにしてくださった功績に対する感謝の気持ちを形にしたものが退職祝いの記念品。のしの表書きは事実を書くのではなく、自分たちの気持ちを伝えるものであると覚えておくと、こういった間違いはしなくなります。
お見舞いに伺うときに、「入院祝」とは書きませんよね。心に添いたいから「お見舞」と書く。退職というのは確かに一つの記念すべき「お祝い」には違いないのですが、その事実の受け取り方は人それぞれ。「御礼」「謹呈」という表現にしておくほうが無難であるといえます。
退職祝いで贈ってはいけないもの

特に定年退職の場合は、退職される方が目上の方であることがほとんどだと思います。退職の場合に限らず、品物を贈るときに気をつけたいルールがひとつ。
目上の人には現金は贈らない
災害に遭われたお見舞いなどの場合は別ですが、普通は目上の人に対しては現金は贈らないことがマナーであるとされています。
退職祝いで人気のあるオススメの記念品は
退職祝いで人気のある記念品は、その方の名前の入ったもの。お酒や時計、ライターなど、嗜好に合わせたものに名前を入れて贈ると喜ばれるでしょう。
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退職後は書斎や離れ、別荘など、自分の落ち着いた空間で読書や書き物に時間を費やしたいという方も多くいらっしゃいます。書斎に合うインテリアとして、管理の手間いらず、フェイクグリーンを用いたギフトも人気です。
また、変わったものとして、こんな純金名刺のようなものも見つけました。
何を、どのような形にして贈るにしても、退職祝いはその方への御礼の意味合いを伝えるもの。形式にこだわりすぎるよりも、「何が嬉しいかな」という想像を膨らませ、相手から聞き出すことで喜んでいただけるようでありたいですね。