熱を出して苦しんでいた、子どもの頃のある日。
枕元にプラレールを並べて、甘いメロンを食べさせてくれた両親の記憶が鮮明にあります。布団のなかから眺める列車、火照りを冷ます甘い果汁、両親の優しい言葉。病気だとか、人生で起こる様々や嫌なことだとか。そんなときに初めて気付く、優しさや甘さの記憶って永遠ですよね。いま、当たり前に構成されている日常のなかに、過ぎてみてわかる特別があるのだということは本当に有り難いことです。しみじみ、メロンメロン。
アンデスメロンの名前の由来
アンデスメロンはアンデス産でもなんでもなく、実はダジャレに由来するネーミングなのでした。
アンデスメロンの名前の由来
「作って安心」「売って安心」「買って安心」
→安心です
→→メロンは芯(しん)を取って食べるから
→→→安心ですメロン→アンデスメロン
メロンは高級なイメージがあって買うのも躊躇してしまいがちですが、アンデスメロンの名前の由来はダジャレだということを知ると、途端に親しみやすい印象になりますね。
そして意外だったメロンの保存方法。
メロンは収穫後追熟させて食べます。まだ固く香りが弱い物は冷蔵庫に入れないでください。低温下では追熟せず傷みを早めてしまいます。お尻を押してみて少し弾力を感じるようになるまでは冷暗所に置いておきましょう。
なんとなく買ったらすぐに冷蔵庫に入れておくイメージのあるメロンですが、まだ固いうちは冷蔵庫に入れずに置いておくのが良いそうです。
T字型のツルがあるメロンとないメロンと
ツルがあるのとないのとでは、高級感の印象が違いますね。あえてツルを残すか残さないか、それも合理的な都合と意図的な戦略があるようです。
ツル付きで出荷するにはそれなりに大きな箱が必要だったり、ツルを傷めない配慮が必要になったりとコストがかかってしまいます。そういったコストが安いメロンにとって割高になってしまうため、扱いやすいボール状で出荷されていると言うわけです。また、そういう違いを付けることで、T字ツル付きのメロンは付加価値を付けているということです。
メロンを選ぶときは、重さが均等に左右対称になっているものが良いのだとか。その微妙な違い、意識して区別出来るのでしょうか。メロンの一番の旬は春から初夏にかけてということですが、通年いただくことのできるマスクメロンなどの種もあります。今度お店で試して、食べてみたいと思います。違いを知るためには食べ比べる必要があるのかな(^^)