「お勧め」と「お薦め」と「お奨め」は、その使い分けが難しく、平仮名やカタカナで「おすすめ」「オススメ」と書いてしまうことが多いですね。それぞれの違い、使い分け、覚え方について簡単にまとめてみます。
「お勧め」と「お薦め」の違い、覚え方
お勧めは、自分が体験したものを人に促すこと・誘い込むこと
一緒に
お薦めは、人やモノを他人に推薦すること
選んで
自分の所属している趣味のサークル、宗教への「勧誘」などは、自分自身が体験している世界に相手を誘い込むことになりますよね。一緒にやりましょうよというニュアンスがある場合は「お勧め」を使います。自分がいいと思うものだから、人に勧める。結果、他人の意志に働きかけてその行動を促す意味になります。
「ジョギングをしているのですが、気持ちいいですよ。お勧めです!」
「この化粧品、肌に馴染むんです。お勧め♪」
お薦めは、ある人やモノを誰かに「推薦」するときに使います。「お勧め」が一緒に、というニュアンスでしたが、「お薦め」の場合は「選んで」と置き換えることが出来ると覚えておくといいでしょう。
「このお店、評判いいですよ。お薦めします」
「川柳や短歌のブログなので、お薦めです」
この本をお薦めする、あの本をお勧めすると両方どちらでも使うことが出来ますが、「お薦め」の場合は「自分が読んで良かったと思った」という意味が込められています。それに対して、夏休みの読書感想文などは「推薦図書」という「お薦め」の字が使われていたことを思えば、違いがわかりやすいのではないでしょうか。勧めるは熱心な感じ、薦めるは冷静な感じという比較で覚えるのもいいかもしれませんね。
お奨めは「奨励」という漢字で覚えておく
「お奨め」は「奨励」で覚えておくといいでしょう。
お奨めは、奨励で覚える
頑張れ
お奨めは、「お勧め」に書き換えられます。ただ、「奨励」という言葉を紐づけて覚えておけば「頑張れ」という意味合いのあるときに用いることが出来るのがわかりますね。
「より良い会社経営のために、勉強会への参加を奨めた」
「さらなる飛躍のため、この練習法の継続を奨める」
2013年夏の課題図書から一冊
2013年夏の課題図書は全部で18冊。低学年、中学年、高学年向けにそれぞれ4冊ずつ。中学生、高校生向けに3冊ずつが推薦されています。
全国学校図書館協議会|青少年読書感想文全国コンクール|課題図書「混声合唱なのに男子が4人しか残らなかった多摩川高校合唱部。そこへ“元気だけが取り柄”の新入部員が押し寄せて…。Nコン第70回大会に向けて奮闘した実話にもとづく小説」というのが、下の「玉川高校合唱部」。ピアノや吹奏楽、そして合唱団にも所属していた自分は、この一冊を読んでみたい気がしました。
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感想文って大嫌いでしたが、読むだけならば(^^;