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授賞式と受賞式はどっちが正しい? ~Perfumeの銀賞じゅしょうのニュースに触れて

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Perfumeがカンヌ国際広告祭で銀賞を受賞したパフォーマンスが話題になっていますね。

//www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gI0x5vA7fLo

また、これまでiTunesでは聴くことの出来なかったPerfumeも、ようやくダウンロード購入できるようになったのだそうです。

Perfumeは受賞したのか授賞したのか ~受賞と授賞の使い分け

与える!与える!

受賞と授賞。どちらの漢字も変換で出てきますし、また、立場の違いで同じ場所で使われることのある表現。「授ける」のか「受ける」のかという違いで区別することが大切です。

賞状・賞金・賞杯・賞品などを受けること。
「新人賞を受賞する」「文部大臣賞受賞の栄冠に輝く」「受賞の喜びを語る」

賞状・賞金・賞杯・賞品などを授けること。
「ノーベル賞の授賞式」「大会委員長が授賞の役目をつとめる」

今回のケースでいえば、Perfumeは賞をもらった(受けた)側なので「受賞」を使いますが、賞を与えた側は賞を授けたので「授賞」を用います。

賞を与えた・受けたときに行われる「じゅしょうしき」は、「賞を与える式典です」と「賞をもらう式典です」とフレーズにしてみるとわかりやすいかも。その式典を主催している側が賞を与えるために受賞者を招くわけですから、授賞式という言葉を使い、受賞式は使わないのが正解。ちなみに「賞」という言葉自体が功績に対して与えられる「ほうび」という意味があるので、格の上から下に向かって与えられるイメージを覚えておけば、「授ける」という言葉が浮かびやすいのではないでしょうか。

受賞と受章、授賞と授章の違いは?

「章」は勲章や褒章のこと。表彰と勲章であれば、普通は表彰を使うことの方が多いと思うので区別はつきやすいでしょう。あえてややこしいケースを紹介することで、印象に残してもらいたいと思います。

京都大学教授の山中伸弥さんは、ノーベル医学・生理学賞と文化勲章を受賞して、受章した。

親授という言葉もある!

最後にひとつだけ。

勲章親授式 – 宮内庁

特に天皇陛下ご自身が章を授けられるときは「親授」という言葉を使うのだそうです。親授されるような人間、目指してみますか??