時のまち、明石からお届けしているコトバノ。
明石市を通る東経135度の経度が日本標準時子午線とされている
引用元:明石市 – Wikipedia
今日は漢字の「時」とひらがなの「とき」の違いについてご紹介します。
「時」と「とき」とで困ったときは
時刻や時間を示して表現するときは「時」と書く。
「~の場合」と言い替えて意味が伝わるときは「とき」とひらがなで書く。
「お客様、今が絶好の買い時ですよー」という表現は、今がそのタイミング、時間の流れの中のある一点を示すので「時」と書きます。一方、「困ったときはお気軽にご連絡ください」という表現は、「困った場合はお気軽に」と言い替えることが出来ますね。ある一点ではなく、そんなことがあればという「状況・場面」を示しています。ですので、この場合はひらがなの「とき」を用いるのがルール。憶え方としては困ったときはひらがなでいかがでしょうか?
困ったとき、は、困った場合と言い替えることが出来る。
だから、困ったときはひらがなで。
同じ読み方をするものでも、漢字とひらがなで用例の異なるものは他にもありますので、今後もご紹介していきたいと思います。
2014/1/5追記
平仮名と漢字で使い分けるシリーズとして「共に」と「ともに」をご紹介しています。
「共に」「供に」「ともに」の使い分けと区別 ~「子供」と「子ども」はどう使い分けるべきか | コトバノ良かったらご覧ください。
2018/5/10追記
時間をあらわす言葉として「順延」と「延期」の意味の違い、誤用、使い分けについて記事を書きました。
「順延」という言葉の意味と誤用に要注意! 「順延」と「延期」の違い、使い分けを知っておこう!
「今日の試合は雨で3日後に延期になった」は正解ですが「3日後に順延になった」では誤用になってしまいます。順延と延期の意味の違いと使い分け、誤用について紹介しています。
「明日に順延になった」は正解なのに「3日後に順延になった」は誤用である理由とは?
ぜひ参考にしてください。